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WORKS
SAKU HOUSE
長野県の住宅の計画である。
敷地は高速IC近くの田畑に囲まれた美しい緑があふれる小さな集落に位置している。施主は首都圏から移住予定の夫婦で、まずは夏の家として住まいを利用する予定であった。また、将来的には次世代へ引き継げるような、住まい手や住まい方の変化も受け入れられるような住宅が求められた。
美しい緑の環境の中に多様な生活が可能な大きな切妻屋根の住宅を考えた。この住宅は前面の庭に対して開かれた、三面ガラス張りの開放的なリビングスペースと、寝室・風呂トイレ・倉庫などの機能的な部屋を納めたボリュームから構成される。切妻屋根とボリュームの間にできるロフトスペースは、吹き抜けを介してリビングスペースとつながり、普段は作業や読書の場所として、来客時にはゲストルームとして使用できるフレキシブルな空間となっている。またリビングスペースは地域の隣人を招き入れたり、友人らを呼んでパーティーができるような、開かれた場所にもなる。
住宅の中の3つの空間に、それぞれの特徴を持たせることで、多様な使い方や過ごし方に対応が可能な住まいを目指した。
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